公道を走ることについて
「公道はヤバイ。自分だけじゃなく車がいるからな。奴らはバイクを見ていない」
これは公道を走るライダーに無茶を諫める言葉です。
公道は自動車やバイクの存在、路面の状況、死角が多いなど危険がいっぱいです。
MotoGPで多くのタイトルを獲得したロッシでさえ、このような発言をしています。
自滅による事故だけではなく、本人がいくら慎重にバイクに乗っていても、自分以外の原因の事故は多く発生しています。
公道はサーキットではない
バイク事故の大多数は不測の事態です。
自動車が追い抜こうと幅寄せ、交差点で右折しようとした車と衝突、信号待ち中に後続車が突っ込むなど、慎重に走っているのに事故に遭うことがあります。
また、スピードの出しすぎも事故原因の一つです。自分の力量以上のスピードを出して曲がり切れず事故に。
プロレーサーなら200km/hを出してヘアピンに突入はサーキットならできますが、素人はまず無理でしょう。
そして、それが公道ならどうなるかわかるはずです。公道だと前方に低速で自動車が走っているかもしれませんし、対向車も走っています。
操作ミスで命を落とすことが十分ありえるので、公道ではスピードの出しすぎに注意しましょう。
公道では他人に迷惑をかけない、迷惑がられないことが重要なので、無理をせず無難に乗り切れるように心がけてください。
公道で事故に遭わないために
技術面では公道でもサーキットでもバイクを操作するということには変わりありません。
余裕を持ったバイクコントロールを心がけることが大切です。
上半身はリラックスさせ、下半身でバイクコントロールするという意識を持ちましょう。
これはほとんどの人ができていることです。
また公道には砂や落ち葉、ひび割れなどによってタイヤをとられて転倒することがありえます。
そういったこと要因を回避するには、余裕を持ったバイクコントロールが必要になるわけです。
最後に公道では対向車や自動車、自転車などと一緒に走らなければなりません。そのため、相手が思いがけない動きをすることが考えられます。
常に疑いながら走ることも事故に遭わないために必要なポイントです。