幼少期のロッシ

バイク

幼いころからモータースポーツに慣れ親しんだ環境だった

バレンティーノ・ロッシはイタリア・マルケ州ウルビーノで生まれました。
ウルビーノにいたのは数年で、そのあと一家そろってマルケ州タヴーリアに引っ越します。
そのため、ロッシにとってタヴーリアが地元で、ここで育ちました。
スズキのGPライターとして活躍していたグラツィアーノ・ロッシを父として持ち、幼いころからカートを始めています。
父と同じようにポケバイから始めさせたかったようですが、身の安全を考慮してカートになったそうです。
父親譲りのモータースポーツの才能を発揮し、地域のカートレースでタイトルを獲得しました。
1991年にポケバイレースも初めており、地域のレースで勝利を重ねます。
パルマのカート選手権で5位入賞を果たし、上位のカテゴリーに進むことも検討しますが、高額な費用がネックになりポケバイの道へ進みます。

バイクレーサーとして頭角を現す

1993年にロッシの父と彼の元レーシング仲間の助けを借り、125ccのカジバ・ミトに乗ってイタリア・スポーツプロダクション選手権に出場。
このレースでは、ピットレースを出た直後の第1コーナーでクラッシュするアクシデントがあり、9位に終わっています。
しかし、最終戦ではポールポジションを獲得し、決勝戦では表彰台に上りました。
2年目のシーズンでは、ファクトリーチーム入りし年間チャンピオンを獲得しています。

1994年にアプリリアはRS125改良のためロッシを起用し、イタリア選手権に参戦。
翌1995年はヨーロッパおよびイタリア選手権を戦います。この年にイタリア選手権のタイトルを獲得し、ヨーロッパ選手権ではランキング3位になりました。
そして、この肩書をひっさげWGP125ccクラスに参戦します。

バイクレーサーとして活躍する父を持ち、幼少期からカートやポケバイといったモータースポーツに慣れ親しんだ環境。
ロッシがバイクレーサーとして活躍するのは当然といえるような経歴ですね。
ロッシはこれからさらなる活躍をしていきます。