ヤマハ時代(2005)
2005年のロッシの活躍
ロッシのライバルというと何といってもセテ・ジベルナウです。
彼は2009年までMotoGPに参加していました。
2005年のMotoGPではゴール直前まで激しいつばぜり合いが展開されました。
結果として、ロッシが優勝することになりました。
ロッシの車とジベルナウの車の接触がレースの勝敗を左右することになったこともあって、それ以後は車の接触が黙認されるようになりました。
観る人にとってはスリリングな展開となる効果にあふれてはいるが、危険性を高める結果になってしまったという意見も存在しています。
2013年も同様にゴール付近での肉弾戦のような展開になってしまいました。
多少の接触は問題にならないというのが最近の傾向といえます。
ジベルナウの見解
最近のMotoGPの流れについてジベルナウは否定的な意見をもっています。
接触をした方が勝つということになるのは必ずしも良いことではないということが理由です。
命がけのレースをする事は必要ではあるが、それは別の方法ですればいいというのが彼の考え方です。
怪我をしない形で、レースをすることが真の理想的なスタイルであると考えています。
接触を容認する考え方に対しては安全面での対策をしていくべきであると言えます。
MotoGPは進化の途中
MotoGPはある意味進化の途中であると言っていいでしょう。
観客を興奮させるようなレース展開を可能にする車の性能の向上は今後も大いに行われるべきであるといえます。
一方で、人間が車を走行させることになるのですから、安全性を高めるための技術アップも必要になってくるはずです。
ヘルメットなどの改良、スーツなどの改良も今後必要になってくることでしょう。
接触をして、スリリングなレースをする場合に、どこまでならばいいのかという明確なルールを作成することも必要といえます。
進化の途中の過渡期であると考えるとすれば、今後さらに魅力的なレースを楽しませてくれるようになることが期待されます。
安全運転の必要性
車の性能のアップによって、一般のドライバーもドライブテクニックを楽しめるようになって来ています。
しかしながら、車の性能におぼれてしまって良いということにはなりません。
常に安全運転を心がけて行かなければなりません。
プロのドライバーだから接触しながらの走行も可能なのです。
同じように自分も出来ると思うのはNGです。
一般の道路を走行する場合には、周囲への配慮も必要になります。
安全面での性能の向上は一般のドライバーも恩恵を受けられるようになっています。
スーツなどは、しっかりとした丈夫な物を常に活用するようにするべきですし、通気性の良い物を選択すれば、夏場も快適に走行することが出来るようになります。